僕らの、本当にささやかな夜 後編
お母さんは手に持った封筒をじーっと見つめながら、玄関を入ってきた。
あ!それ、この前お父さんが書いてたお手紙だね。
すごく長い間書いてたから、きっと長いお手紙だよ。
立ったまま封を開けて、お母さんは読み始めたんだけど、そのうち泣き出しちゃったんだ。
お父さんからの…悲しいお手紙だったのかな。
心配になって、テーブルに置かれたそれを覗き込んだ。
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お母さんは手に持った封筒をじーっと見つめながら、玄関を入ってきた。
あ!それ、この前お父さんが書いてたお手紙だね。
すごく長い間書いてたから、きっと長いお手紙だよ。
立ったまま封を開けて、お母さんは読み始めたんだけど、そのうち泣き出しちゃったんだ。
お父さんからの…悲しいお手紙だったのかな。
心配になって、テーブルに置かれたそれを覗き込んだ。
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この話は以前書いた短編の続編です。これ→「僕の瞳に映る愛しい人たち」
クリスマス特集で書いた続編はこっち→「僕らのささやかな夜」(こっちは少々ドラマがあります。お時間大丈夫なようでしたら、読んでみてな。)
そんで、今回がそのまた続編の…小ネタ。
なのに、長さが中途半端になったおかげで、前後編二回に分けてしまいましたあ。
よろしければ、お付き合いください。
僕らの、本当にささやかな夜
ベッドに寝っ転がって雑誌をめくってるお父さんのお腹に乗っかってウトウトしてた。
最近、お父さんが毎日いる。お母さんが会社に行っていない時でも、お父さんがずっといっしょにいてくれるからボクはすごくうれしいんだ。
でも…
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やあどうも、大田分です。
「ミナベさんといっしょに」長々とお付き合いいただき、ありがとうございました!
そうそう!
先日、ホームセンターに行った時見つけました。
サントリナの苗です。
奇跡的につぼみが…付いてはおりませんでした。
きょろきょろしながらケータイのカメラであわあわ撮ったので、またもややっつけ写真ですが、葉っぱはこんな感じでしたね。
葉っぱだけ堪能してください。
植物の写真をアップするところなど…ブログぽいです。
「ミナベさん…」についての反省やら作者の感想やらをちょこっとゲロします。
目指すところは「ラブコメ」なので、当然話を作る時は「女性が読んでくれる」というの大前提で考えるんですが…
今回は渾身の力を込めて、オンナゴコロを揺さぶったつもりです。
…もう、出ません。(^^;…だから、逆さにしても鼻血も出ません…。
今後、これ以上は…書ける自信がありません…(T▽T)
いや、とか言って、二~三日後にはすっかり元気になってる可能性もありますので
これからの大田分の動向は、一応気にかけて、たまに思い出すくらいはしてね?
秋子については、「泣かないヒロイン」を心掛けました。ケツ触られて泣いてましたが。
だから、「好きの付き合えの」ってシーンで、子供みたいなことになっちゃったんですが
まあ、たまにはあーゆーのもいいか。
私は、何かってーとヒロインを泣かすので…あはは
次回のヒロインも、かなーり泣きますよ~。
けなげなコが好きなもんでね。しっかりしてるけど、いっぱいいっぱいな感じも好きだなあ。
とにかく三人称でここまで長いの書いたのって初めてだったので
手探りで、すんげえ細かいとこまで設定考えて書き始めたんですよ。
自分が長編が苦手(読むのも)なんで、説明ぽい部分が多くなったのは反省してます。
してるけど…
次回作も、説明箇所が多くなりそうだよ~ん。
そんな次回作「いつか叶う夢」も、楽しんでいただけたら…
いやあ、ちょっとこええんですけどね。
ヒロイン…ニューハーフなんだあ…(^^;;;
ちょっと、その前に
短編を挟ませてください。
以前書いた「僕の瞳に映る愛しい人たち」の続編小ネタをアップしてから
「いつか叶う夢」を始めます。長さは、「前向いていこう」くらいかな。
見捨てないでくれよう…。
あ!忘れてた!つまらないモノですが…→ミナベさんからもうひと言
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ひと仕事終えてリビングでタバコを吸っていると、秋子もやってきて寄り添った。
こんなふうに甘えてこられて、それが…あろうことかちょっとうれしかったりする。
くそー、なんだかんだ言って、やっぱかわいいな…。
惚れないわけがなかったんだ。
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定休日の前日、ダイヤモンドサティの帰りに南部はおつかいを頼まれた。
「オーナー 帰りました はい」
頼まれた紙袋を渡す。中はコットンカフェのチーズケーキだ。秋子はいそいそと冷蔵庫に仕舞う。今日は仕事が終わったら、これを持って南部といっしょに自分のうちに帰るのだ。
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とにかく、気持ちが確認しあえてよかった。
職場では相変わらずだが、お互いの気持ちがわかり合えているのは何より心強い。
翌日は国崎がやってきた。南部と事務所で話してるので、秋子は上機嫌で国崎にコーヒーを勧める。
「そうだ!コットンカフェの洋梨タルトもあるんですよ どうですか?」
「あっ 私はいいです!お二人でどうぞっ」
ものすごい勢いで辞退されてしまった。
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返事の代わりに秋子は真っ赤な顔をして、子供みたいにぽかぽか殴ってきた。
「いやああああっ」
予想してたより思いがけずうれしくてはずかしかったのだ。
「…オ オーナー…っ」
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あの日、夜再びサントリナにやってきた帆乃夏と二人で、南部は近くのファミレスに行った。
いずれはこの人と話をしないといけないとは思っていたが、もう少し先にしたかったのが本音だった。
しかし、秋子があんなふうにバラしてしまったから、仕方ない。
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コットンカフェのケーキを食べたら、いつもしあわせになれたのに。まるを半分も食べたのに。
なんでこんなに泣きたいんだろう。
「そういう話だったんでしょ? あたしもその方がいいと思います…」
「…私は定年までお世話になるつもりなんです
オーナーの力になりたいんです」
「もう充分していただきました」
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コネタマ参加中: 塩、醤油、ソース…、目玉焼きにかけるのは?
また参加できそうなネタがあったので、こっそり書いてみます。
子供の頃、毎朝目玉焼きを出されていたので、反動でキライになってしまいまして…
大人になってから、あまり食べないメニューになりました。
ですが、最近たまに食ってます。
パンの時は塩コショーですが、パンと食べることは相変わらずあまりないです。
ただ、メシの時の目玉焼きは
白いメシの上にのっかって、めんつゆがかかって出てきます。
これは、ウマイです。
「目玉焼き丼だよ♪」
と言われると、豪華な一品に思えませんか!
まあ…めんつゆって、ウマイもんな。
うん、そういうこと。
参加することに意義があるのさ…。たぶん。
(T▽T)
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よく考えてみると、おかしな話なのだ。
四十過ぎの、かつて部長の肩書きを持ってた男が、大手の印刷会社から誘われているっていうのに、時給九百円のバイトをしてる方がおかしい。
専務さんから度々電話もあったんだろうな。直接来られたら、ミナベさんだって心が動くんだろうな。
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翌日の南部はいつもと変わりなかった。彼は、ずっと変わりないのだ。だから、不安になる。
秋子は昨夜、十二時過ぎまでここで南部が帰ってくるのを待った。必ず戻ると思っていたのだ。
だが、帰ってこなかった。
何度も電話をしようと思った。メールくらいならいいんじゃないかとも。
しかし、結局待つことしかできなかった。
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帆乃夏は事務所のレンジで牛乳を沸かして、勝手にカフェオレを作っている。久しぶりに手土産持参でやってきたのだ。
「南部さん まだなのお?」
「そのうち帰ってくるわよ 待ってなくてもいいじゃない」
南部との間に既成事実は作ったが、不安材料はとことん排除したいのだ。
なにせ、相手が南部だから。
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南部は止まったままうるさい携帯電話を見つめている。盛り上がってきた二人に送るBGMのつもりなのか、着信音楽はひどく長く感じられた。
「ミナベさん…電話…」
正夢だったんだ。あの夢みたいに、南部はさっさと部屋を出て行ってしまうに違いない。
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秋子は南部のパジャマを借りて、南部の寝室のベッドに腰掛けている。さっきシャワーを使わせてもらって、今は南部がバスルームから出てくるのを待っているところだ。風呂上りにサービスしてもらった缶ビールを、缶まま持ってちびちび舐めていた。
「…なんで いきなりこんなことになってんのかしら…」
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こういうの、何て言ったっけ?…きつねにつままれる?
チーズケーキに釣られたわけではないが、すぐに持ち出せるアルバムだけ持って、秋子は南部のマンションへと向かった。
南部はアルバムを受け取ると、すぐに写真を眺めながら言った。
「オーナーは静物を撮るのが好きなんですか? 花も多いですけど」
「あの~…拙者は接写カメラマンなんでー…」
「ほお そうですか」
あれ‥今、笑うとこ‥。
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結局、休みのうちは会うこともなく、二人はまたいつものように働き始めた。
今日も南部は事務所のパソコンの前に陣取っている。ちょっとコーヒーでも飲もうと、秋子はポットを手に取った。
「あれ?」
傾けてもコーヒーはてちてちとこぼれてくるだけだった。昼に淹れたと思ったけどな?
「あっ!」
南部が叫んで振り返る。
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秋子が誰を期待してドアを開けたのかはわかる。
一人にしてきた秋子が心配で、ダンナの実家から早々に戻ってきたのだ。
姉が一人で暮らしている家に、もうすぐ着くという時、路地から秋子が自転車で飛び出してきた。にやにやと立ち漕ぎするその姿を見て、冬子には姉の行き先も目的もわかった。
だから、そのまま追って来たのだ。
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南部が屋台を指差す。
「ミナベさんお昼ご飯まだですよね?」
「はは 実は今年になってまだ何も食べてないんですよ」
やっぱり主食はコーヒーなのだ。
「じゃあ 店に帰っていっしょにお雑煮食べませんか?あたし作りますから
あたしもお雑煮食べてないんです 買い物して帰りましょうよ」
「いいんですか?」
「お雑煮の写真ブログにアップします 行きましょうよ」
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元日の朝、秋子は一人目を覚ました。冬子は大晦日の夜にダンナと向こうの実家に行ってしまった。秋子も誘われたがとても行く気にはなれなかったのだ。
普段の朝のように、食パンをトーストしてもそもそと食べ、年賀状をぼんやりと見て、冷たくなったコーヒーを啜る。
「どうしろって言うのよ‥っ」
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やあどうも、大田分です。
昨日、ミナベさんの顔をアップしてしまったので
もう誰も読んでくれなくなったかもしれないと、どきどきしてます。
…もっとカッコよく描くことができればよかったんですがね。はは…は‥
どうですか?
土日は高速使って遊びに行ってたりしてます?
行楽シーズンってヤツですもんなあ。
そんな土曜日にまで、別室に来てくれた人もいるのでしょうか。
更新できなかったんですけどね。
そろそろミナベさんと秋子にもいい感じになってもらわないと、ホント誰も読んでくれなくなってまうで。
ってことで、今後の南部に期待して…もらって、いいと思う!
…思う?^^;;
だけど、ちょっと何か読みたかったのに‥と、思ってくれた貴女のために…
…最近、こういうパターン増えてるな^^;;
以前、ウェブページに公開してたヤツで茶を濁す。
ブログ作文と違って、直に書いた書きっぱなんで、雰囲気だけ楽しんでください。
入院モノです。
前回の「雪の降るクリスマス」よりは、ブログ作文ぽい雰囲気の話です。
お時間ある方は、どうぞ→お前が天使だったんだ
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佐保を見送った南部は、今日一日何をして過ごしていたか思い出せないようなぼんやりとした日々を送っていた。専務が様子を窺うように度々電話をかけてくる。
彼だけは南部が会社を辞めた理由を知っているのだ。
何度目かの電話のとき、彼は南部に会社に戻ってこないかと勧めた。以前と同じ部長でというわけにはいかないが、出来る限りのことはすると言われた。
やっぱりそうなるのかなあ…と、南部も考えていた。
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じりじりとしている南部の気持ちも知らずに、サントリナのつぼみはいっこうに開こうとしなかった。
ただ、つぼみのついた茎だけがにょきにょきと伸びる。
毎日見守りすぎて、プレッシャーを与えてしまったのだろうか。
一生咲かないんじゃないかと思えてきた頃、ようやく花びららしきものが見えてきた。それからまたじりじりじわじわと時間をかけ、ついに黄色い花が丸く開いたのだ。
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佐保が自分のコーポを引き払い、本格的に同棲生活が始まった頃だ。
「トシ これタンスに入れといて」
靴下がキャンディでも入ってるみたいにふくらんでいる。
「何だこれ?」
「モスバッグって言うのよ 中にポプリが入っていて防虫効果があるの」
「…ふうん…お前 作ったの?」
「そうよ 中のポプリも手作りなの ベランダで育ててたハーブがすっごく増えちゃって‥」
「ハーブは食えるんじゃないのか」
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決心が揺らぐ前に、南部はすぐに辞表を書いて専務に提出した。専務は社長の息子で、南部の大学の後輩だった。彼は入社してきた時から南部を慕ってくれていたのだ。
もちろん専務は訳を聞かないと受け取れないと言った。
訳を話せれば、辞めるまでしなくてもいい。
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南部の過去は結構ウエットです。しめっぽいのが好きじゃない人は、スルーしてもとりあえず話は繋がりますので
「なんかあったんだな」ということで飛ばしてもらっても、大丈夫だと思います。
それか‥我慢してお付き合いください。
いかにも、が、好きな人は
結構楽しめると思いますよ。
23話までは、そんな感じの話です。
ミナベさんといっしょに 20
南部と彼女の付き合いは長く、彼女である佐保はそろそろ結婚を望んでいた。南部の方に精神的な余裕がなく結婚には至っていなかったのだ。
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やあどうも、大田分です。
花見なんか、行ったりしましたか?
桜も咲いてるみたいですね。北海道の方はまだですか。
花見かあ…ずいぶん行ってねえなあ。
週末に、どっかの駐車場に咲いてるのを、ちらんと見たくらいだ。
…まあ、見た。のかな?![]()
桜は咲いてる期間が短いからなあ。
うかうかしてるから、ほんま機を逸するよなあ。
それはそれとして、本日は「ミナベさん…」の更新は休んでしまいました。
花粉症のせいです。
…うそです。
「第一部・完」てことで、一区切り。
…それも、うそです…^^;;;
「ミナベさん…」は、今半分くらいきたとこです。
次回からちょっとミナベさんの過去の話になります。
「前向いて…」くらいから、話が長くなってきてますが、どうでしょうか。
私は、短編の方が好きなので、長い話はどうかなあとびくびくしてます。
まあ、長編てほどの長さでもないですけど。自分的には長いんだなあ。
長めの話を書くようになってから、ちょっとくらい無理な設定でも気にしないことにしました。
例えば、田野口みたいに喫茶店でモーニング食ってるサラリーマンは、そうそういないと思う。
でも、そうでもしないと
田野口と海崎さんが出会えない。
…ま、いっか。
「ミナベさん…」も、そんな「ま、いっか」が満載ですけどね。
あんまり気にしないことにしました。
気にしてると、話がおもしろくなんないですもんね。
最近気づいたのか!
「そんなわけねえだろっ」という、つっこみどころがたくさんあるのも
また楽しいよな?
もともとが、「同い年の話が多いな」と思って
「じゃあ、年の差男女の話にしてみよ」
そんな思いつきだけで作った話です。
たぶん、後半の方がおもしろくなってくると思うんで…
後半戦もよろしく。
つっこみどころには、何か絵文字でも入れときますか?
それでも、なんかちょっと読みたかったのにい…と、思ってくれた人のために
以前、ウェブページに書きっぱにしてたヤツをリンクしてみます。
まあ…直に書いたヤツだし、ストーリーもないし、雰囲気だけのクリスマスモノです。
そのうちリンクもはずすと思うし
そのくらいの出来のもんですから。それでも時間あれば→コレ
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ずうずうしく上がりこんでしまった。生きてることは確認できたのに。
「たぶん 風邪のウィルスがうようよしてますけどね
ま…うつるならとっくにうつってるでしょうから」
すぐにはピンとこなかったが、南部があの夜のキスのことを言ってるんだと気づいて顔が熱くなる。
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でも…やっぱり、顔を合わせるのは気まずい。休んでくれてよかった。正月休みの間に気持ちを整理しておこう。秋子は一人店でそんなことを考えていた。今日の夜、冬子が帰ってくるから明日は大掃除手伝わせちゃえ。
しばらくすると、南部が休んでいることを知らない帆乃夏がやってきた。
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驚いて南部を突き放すと、彼はいつも通りの冷静な顔で秋子を見ていた。そして、くすりと笑った。
「私と男女の関係になるのは無理だってわかったでしょう?
実際 おじさんとこういうことをするのは やっぱりいやでしょう?」
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その日、秋子は南部に店番をさせて自分がダイヤモンドサティに行った。そして戻ってくると
「ミナベさん 今日はあたし七時であがりますから 閉めて帰ってくださいね」
目も合わさずに言う。
「はい」
「ご忠告通り村田さんと食事に行ってきますっ」
南部は「そうですか」と言っただけだった。
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